【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度における我が国経済は、中国経済の減速に対する長期的な不安要因を抱えながら、英国のEU離脱、米国の政権交代等に起因する予測が困難な為替・株式市場の変動に直面し、依然として景気の見通しに確信の持てない状況が続きました。

 

このような状況の下、弊社グループは、クラウド型デジタルデータ化サービス「BizIT」、ネットワークアクセス高速化ミドルウェア「FastConnector」シリーズ、捜査支援用画像処理システム「ImageReporter」を中心に、主要プロダクトの新規顧客開拓を図ると共に、顧客満足度と収益性の向上を目的とした活動を進めてまいりました。

 

ネットワークアクセス高速化ミドルウェア「FastConnector」シリーズにおきましては、オペレーティングシステムのバージョンアップ対応など、市場のニーズに迅速に対応しながら、新規市場の拡大と顧客の定着化をはかってまいりました。

 

捜査支援用画像処理システム「ImageReporter」におきましては、検察、警察などの機関での採用も継続的追加導入も行われ、また一方で、画像解析作業の請け負い型サービスを追加するなどして、各種分野での需要掘り起こしと、事業の拡大を推進してまいりました。

 

同時に、音声による入力が一般化するとの予想から、音声認識技術をもつ救救com株式会社と業務提携し、大きな騒音のなかで高い音声認識効果をもつ「NOIZNON」の商品化を目指し、同製品の研究開発とを進めてまいりました。

 

以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高148,133千円(前連結会計年度比4.4%減)、営業損失86,534千円となりました。

 

(ITサービス事業)

ITサービス事業におきましては、クラウド型デジタルデータ化サービス「BizIT」を活用し、2016年9月より総務省の「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」に参加し、2017年3月に、無事に実証事業を完了いたしました。

主力製品のネットワークアクセスの高速化技術「FastConnector」シリーズ、画像処理技術を搭載した「ImageReporter」におきましては、従来のライセンス販売に加えて「月額利用料方式」や「一時利用方式」等の新たな販売方式をサービスメニューに追加するなど、設備投資に消極的な顧客企業の購買ニーズに適合できるよう対応の範囲を拡大することにより、新たなマーケットの開拓に成功しました。
 殊に「ImageReporter」におきましては、これまで顧客の90%以上が警察・検察といった捜査機関に限定されていたものが、新規サービスメニューの追加により、保険会社・弁護士事務所・マスコミ関係等の新たなマーケットからの受注を大きく拡大させました。

 

以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高136,722千円(前連結会計年度比4.6%減)、営業利益9,031千円(前連結会計年度比86.7%減)となりました。

 

(自社ビル賃貸事業)

連結子会社である株式会社ディーキューブが保有する賃貸用不動産(自社ビル)の賃料収入であります。現在、株式会社ディーキューブが保有する6階建ての当該自社ビルの2フロアに当社グループが入居し、その他をテナントとして賃貸しております。

 

以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高11,411千円(前連結会計年度比2.0%減)、営業利益8,699千円(前連結会計年度比4.8%増)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は450,633千円(前連結会計年度末残高は543,190千円)となりました。
 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその主な増減要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果減少した資金は272,310千円(前連結会計年度は4,648千円の減少)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純損失141,167千円、売上債権の増加額16,630千円、預け金の増加額116,998千円による資金の減少があったためであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果増加した資金は179,753千円(前連結会計年度は154,854千円減少)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入126,345千円及びデリバティブ債権の売却による収入50,391千円、保険の解約による収入92,334千円等による資金の増加があった一方、投資有価証券の取得による支出59,840千円、有形固定資産の取得による支出22,775千円等による資金の減少があったためであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において財務活動はありませんでした。