【業績等の概要】

(1)業績

 当事業年度におけるわが国経済は、海外情勢が大きく変化するなか、政府や日銀によって各種政策が実行されましたが、回復の勢いは弱く、雇用情勢は堅調に推移したものの、個人消費については力強さを欠くものとなりました。

 当社の属する衣料品販売業界におきましては、ここ数年の実店舗からEC店舗へ販路が変わっていく流れは継続しているほか、後半の急速な気温低下によって、冬物商材の販売が好調な企業も散見されました。

 このような状況のもとで、当社は、前事業年度より引き続き、商品力の強化、戦略的な店舗展開、人材の確保と育成、インターネット販売の強化等に取り組んでまいりました。

 また、前事業年度より開始した業態「UNITED TOKYO」につきましても、当事業年度も引き続き、積極的に経営資源を投入しました。

 出店は、STUDIOUS業態におきましては、「STUDIOUS 博多店」、「STUDIOUS 3rd原宿店」、「STUDIOUS CITY 新宿店」、「STUDIOUS CITY 名古屋店」、「STUDIOUS CITY 大阪店」、「STUDIOUS USED 原宿店(現:STUDIOUS LAB)」の6店舗に加えて、海外向けEC店舗として、「STUDIOUS GLOBAL ONLINE STORE」、株式会社スタートトゥデイ運営のオンラインモール「ZOZOTOWN」内に「STUDIOUS CITY ZOZOTOWN」がオープンいたしました。なお、「STUDIOUS CITY」は、既存店舗に比べ、ハイエンドな顧客層をターゲットとしまして、当事業年度より開始した派生業態であります。また、「STUDIOUS USED 原宿店」は、リユース業界における成長市場の発見を目指し、昨年4月に出店した派生業態でありましたが、本年2月より新たなテスト業態として「STUDIOUS LAB」として業態変更いたしました。一方、UNITED TOKYO業態におきましては、「UNITED TOKYO 福岡店」、「UNITED TOKYO WOMENS 池袋店」、「UNITED TOKYO MENS 池袋店」がオープンいたしました。

 また、STUDIOUS業態におきまして、「STUDIOUS WOMENS 渋谷店」をクローズし、「STUDIOUS TOKYO 神南店」の1階部分に、「STUDIOUS TOKYO WOMENS 神南店」をオープンいたしました。これに伴い、「STUDIOUS TOKYO 神南店」は、2階部分に集約させ、「STUDIOUS TOKYO MENS 神南店」と改称いたしました。

なお、「STUDIOUS TOKYO 梅田店」におきましては、平成27年4月より営業開始以降、早期軌道化に取り組んでまいりましたが、収益が想定より大きく下回った状態が継続したため、同店に属する有形固定資産につきまして27,780千円の減損処理を行いました。

 以上により、当事業年度の業績は、売上高9,356,452千円(前年同期比53.7%増)、営業利益1,290,824千円(同95.5%増)、経常利益1,266,154千円(同95.7%増)、当期純利益856,285千円(同97.9%増)となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

 当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1,591,813千円増加し、当事業年度末には2,550,190千円となりました。

 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において営業活動の結果得られた資金は1,371,826千円(前年同期比295.3%増)となりました。

 収入の主な内訳は、税引前当期純利益1,238,374千円、仕入債務の増加額363,951千円、未払費用の増加額95,633千円、未払消費税等の増加額84,790千円、減価償却費74,973千円、及び賞与引当金の増加額53,616千円であり、支出の主な内訳は、たな卸資産の増加額261,595千円、売上債権の増加額180,716千円、及び法人税等の支払額227,668千円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は341,806千円(同5.3%減)となりました。

 これは、主に有形固定資産の取得による支出196,438千円及び差入保証金の差入による支出145,924千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において財務活動の結果得られた資金は561,793千円(同365.0%増)となりました。

 これは主に、長期借入による収入が600,000千円あった一方、上場関連費用の支出25,869千円及び長期借入金の返済による支出22,224千円があったことによるものであります。